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◆創作小説同人誌の感想まとめです
・タイトルと作者名のみ。ほぼほぼ所感です。

「暁のTOMCAT」(小出マワルさん)
死んでしまった娘、離婚した妻、友人はインスタでキラキラ~、からのくたびれたおじさんが主人公の研究所もの。研究所の様子がこと細かくて詳しくない私は「ほへ~」と言いながら興味深く読みました。

「ジュエル」(氷砂糖さん)
収録作品「ぬばたま宝飾店とかつての魔法少女」が気になっていた一冊。
こおりさんのおとぎ話のような口調で語られる、日常の中に潜り込んだような不思議さと、心温まるお話が好きです。「チェーン」や「夢の国への案内人」あたりが好きです。ぬばたま宝飾店もまとめて読みたくなる不思議さとやわらかさ。

「椿の海に眠れ」(三谷銀屋さん)
表題作「椿の海に眠れ」の、椿の海というもう見るからに妖しく幻想的な場所での怪談話、大変興味深く読みました。ホラーとありますが、視覚的な意味でのグロさではなく、どちらかというと奇怪な現象の伝承(+創作部分)を楽しむ、という趣向のように感じ、好みでした。
「ツンツン様」は本当にホラーですね…怖いけど、どこか「ああツンツン様なら仕方ないか」と思うような不思議さがあって好きです。

「天使創造」(佐倉愛斗さん)
人工的に作られる生命・倫理に外れた思想・生々しくもリアルな婦人科系統の執着と関わり方が、SFの形で描かれていた作品でした。愛と子どもと技術への執着で倫理がゆがんだ系統のお話がお好きな人にオススメ。


「灰が積もりて嵐が来たる 絶命のユーフォリアEpisode0+trial」(柏木むし子さん)
異形の少年たちが闘うのと、痛キモチイイところの感じがすごくゾクゾクしますね!! 「死生匣」の管理する世界で何度も蘇るのはなぜ、戦うのはなぜ、と謎が謎を呼びます。イゾラさんの思い切りの良さというか謎爽やかさ&新人くんとの関係もきになります。

「タブレットマギウス セフィロトの樹/ラプラスの魔」(森村直也さん)
タブマギでもMANAの使い方がひと味違う森村さんの作品。続編待ってました! 久瀬さんの飄々とした感じと、MANAの関わる事件の展開が好きです。ラプラスの魔のMANAの使い方がすげ~~~と思いました。社会派っぽい作風も読んでてすごいな~と思います。

「Fragrancyclopedia」(碓地海さん)
ファンタジーっぽい世界観で、香りと感情にからめた「香りカタログ」の体裁を取った掌編集。
香りとそのバックストーリーの不思議さと、ひとの感情の豊かさ、愚かさを感じられる一冊でした。銀色海岸の波音が好きです。

「すきまを行列がゆく」(紺堂カヤさん)
200文字とすごく少ない文字数ですが、軽快な語り口とちょっとした不思議さが味わえる本でした。「冷たい雨と春」「猫」あたりが好きです。

「わたしとあなたのあわいのことのは」(藍間真珠さん)
女の子と女の子のかわいくやわらかく、どこかちょっとだけビターな関係性を、近未来SFの舞台で描いた掌編集。「変わり者のあなたと諦めの悪い私」理論的な私と、綺麗なのに着飾らなくて、非効率な料理が好きなアンナへの想いがかわいくもいじらしい。「イマジネション憧憬」アバターという本来の姿とは少し違うところでの関わり合いと憧れというところが好きです。

「彷徨舞弄のファンタズム Trial Edition」(青波零也さん)
フロイラインと幽霊男のラブですとーーーー! 紳士な幽霊男の儚さ最高です……! フロイラインたるコルネリアが船から出られない理由、二人の心の距離、なにもかもが楽しみです。

「白樺の牢獄」(宮崎笑子さん)
優男で腰が低くて弱そうで……な和成さんと、すごくお人好しで優しい女の子・多英さんとの、純愛ラブストーリーなんですけど、もう、すごい(語彙)
元恋人と親友の浮気と失恋、謎のストーカーなどの不穏な空気の中、和成さんのやさしさと理論的な考え方がすごくすごく頼もしいんですよね。そして、優男の魅力である闇の部分もたっぷりと、たっぷりと出ている本で最高でした。いやもう優男との恋愛の醍醐味ってこれですよこれ。依存と執着と独占欲って言葉で察して下さいお願いします最高でした。
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